ここんとこの読了本

今月は沢山本が読めたよ〜。
鈍い球音―天藤真推理小説全集〈4〉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)天藤真
『バッテリー』を読んだんだけど、あれは野球小説ではないね。というわけで野球小説が読みたくなって読んだ。
遠まわりする雛米澤穂信
千反田とホータローの落としところが意外だった。このシリーズこれで終りか?
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)』『秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)米澤穂信
二人の互恵関係が解消されたところで前作(夏)は終了したけれども、今回の「秋」も、小鳩くんは相変わらず小鳩くんであり、小佐内さんは相変わらず小佐内さんである。
裁くのは誰か? (創元推理文庫)』ビル プロンジーニ, バリー・N. マルツバーグ
ぎりぎり…アウト、だと、思う。でも面白かった!オチは読めていたつもりだったのにその上を行くとはなぁ。
メビウス・レター (講談社文庫)』北森 鴻
手紙の挿入はよかったんだけど、終盤になると「こんなこともあろうかと」的などんでん返しの繰り返しでちょっと…。
お釈迦様もみてる 学院のおもちゃ (コバルト文庫)今野緒雪
意外に続いちゃうのか釈迦みて。
バッテリー〈4〉 (教育画劇の創作文学)』『バッテリー〈5〉 (教育画劇の創作文学)』『バッテリー〈6〉(教育画劇の創作文学)』あさの あつこ
最後まで読んで、これは野球小説ではないことに気付いた。遅い。関係性の物語であり、こんなにたくさんの登場人物がいるにも関わらず、一対一の関係性の物語だ。だから、「バッテリー」というタイトルはある意味正しいのかもしれない。
波のうえの魔術師 (文春文庫)』石田 衣良
著者の文庫を何冊か積んでいるけど敢えて拒否していた…。随所に妙にドラマチックなセンテンスがあるのは元コピーライターゆえか。あまりにも物事がとんとん拍子に進みすぎる気はするけどそこが石田衣良クオリティということで楽しく読めました。