2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ここんとこの読了本

乾くるみ『スリープ』 超面白かった!7〜8割くらいまでは読者の予想通りの展開なんだけど、残りで怒涛の展開。すっかり騙されました。この小説を評して「人間が描けていない」っていうのはどうだろう。意味は読んで知れ! 法月綸太郎『しらみつぶしの時計 …

ここんとこの読了本

倉知淳『ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)』 法月綸太郎『怪盗グリフィン、絶体絶命 (ミステリーランド)』 「ミステリーランド」から2冊。期せずして、好対照な二冊を選んだと思いました。児童書をとても意識して書かれているのは倉知作品。随所に江戸川…

ここんとこの読了本

倉知淳 『なぎなた (倉知淳作品集)』 「こめぐら」の方が私は好み。「闇」はよかった。「本格」好きにはこちらの方がいいのかな?猫がかわいいという点に同意。 藤本泉 『ガラスの迷路 (1981年) (徳間文庫)』 カッパ・ノベルズで読みました。最近はまってい…

ここんとこの読了本

どちらも小説であり娯楽小説という意味では共通だけど「聖域」はSF(伝奇)で「夕雨子」はいわゆる中間小説。全く違うこの2作品の共通点は「東北」かもしれない。(あと、入手困難ってところも) 藤本泉 『呪いの聖域 (ハヤカワ文庫 JA 113)』 気になったと…

ここんとこの読了本

日明恩『ロード&ゴー』 メフィスト賞作家の日明恩が舞台を双葉社に移して活躍していたことを最近知りました。舞台がちょっとずつリンクしているのでこの作品は「生田の兄貴」が主役。東京消防庁及び消防救急の薀蓄(と感じさせない)を織り交ぜつつ、今まで…

ここんとこの読了本

有川浩,徒花スクモ 『図書館危機 図書館戦争シリーズ (3) (角川文庫)』 柴崎キャラ変わってね? 日明恩 『埋み火 (双葉文庫)』 坪内稔典『正岡子規の〈楽しむ力〉 (生活人新書)』 35歳で亡くなった俳人。野球が好きなことは知っていたけど、病弱をイメージし…

ここんとこの読了本

雨宮処凛 『生きさせろ!難民化する若者たち (ちくま文庫)』 やっぱこれは読んでおかなきゃと思って手に取ったが、悲壮感よりも面白さが際立っていた。いや、内容はもちろん深刻なのだけれど。特に「貧乏人大反乱」の話は電車の中で思わず噴き出してしまった…