2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

1月の読了本

『マリア様がみてる 22 未来の白地図 (コバルト文庫)』今野緒雪 『心のなかの冷たい何か (創元推理文庫)』若竹七海 『セリヌンティウスの舟 (カッパノベルス)』石持浅海 『テレヴィジョン・シティ〈上〉』長野まゆみ 『テレヴィジョン・シティ〈下〉』長野ま…

『機巧館のかぞえ唄 名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)』はやみねかおる

同シリーズ6作目。前5冊は既読。ドラマは見ていません。 児童書レーベルだが、毎回趣向を凝らしたミステリを書いているシリーズ。子どもだけでなく、ミステリ(新本格系?)を読み慣れた人が「にやり」とするような記述も満載で大人も楽しめる……ってことを…

『しゃばけ しゃばけシリーズ 1 (新潮文庫)』畠中恵

評判がいいことを聞いていたものの、積んでいた文庫でした。 京極夏彦+高里椎奈÷2という感じ。妖怪が登場するのだけれど、殺人事件は妖怪とは関係なしに解決して欲しかった。ラストの、ジャンプ系マンガのように、闘い→大団円のまとめ方はどうなのか。一太郎…

『おれは非情勤 (集英社文庫)』東野圭吾

タイトルから、ハードボイルド系だと思っていたけれど、文章が平易で、舞台が学校ばかりなことに驚いた。先に解説を読んでおけばよかったかも。 小学生向けの短編ミステリとはいえ、東野圭吾の器用さが十二分に発揮されている面白い作品集だった。ただ、後半…

『テレヴィジョン・シティ〈上〉』長野まゆみ

積読本。長野まゆみは大昔に『少年アリス』を読んだような気がするが、覚えていない。というわけで長野初読みに近かったわけだが、正直、なんだこりゃ?(@_@)でした。 舞台はSFというのだろうか?コンピュータ管理されたビルディングで暮らす少年たちの一人…

『セリヌンティウスの舟 (カッパノベルス)』石持浅海

石持版『麦酒の家の冒険 (講談社文庫)』とはよく言ったものです。本当にその通りだと思いました。別に石持が麦酒を意識したとは思いません。たまたま似通ってしまったのでしょうけれど。 ただ、読者としては、つい双方を比較してしまいます。 『麦酒』は、ミ…

『心のなかの冷たい何か (創元推理文庫)』若竹七海

私は頭が悪いので。第一部を読了して「あれ?あれれ?」となって、ところどころを読み返さなければなりませんでした。第二部になると、第一部で覚えた登場人物が、意味をなさないことに気付き始めました。主人公を含め、全員がアクが強いので、誰もが怪しく…

『マリア様がみてる 22 未来の白地図 (コバルト文庫)』今野緒雪

瑣末なことだけれど、「登場人物紹介」で乃梨子がいまだに「リリアン女学園一年生」なのはどうなのか。今更、この巻で初めてマリみてを読むという人はいないのだろうけれど。 そして本編。これでも進展はあったのだろうか?私には、風呂敷を広げまくって何一…