2010-01-01から1年間の記事一覧

ここんとこの読了本

『ゴーストハント1 旧校舎怪談 (幽BOOKS)』小野不由美,いなだ詩穂 リライト前との大幅な変更に驚きました。元は講談社X文庫ティーンズハートというその名の通り少女向けレーベルに書かれていたものなのですが、今回のリライトで、大人も普通に楽しめる小説に…

ここんとこの(以下略)

『樹縛 (創元推理文庫)』『枯れ蔵 (新潮文庫)』永井するみ 『女郎蜘蛛―伊集院大介と幻の友禅』『聖者の行進 伊集院大介のクリスマス』『身も心も 伊集院大介のアドリブ』栗本薫 伊集院大介ものにしなくてもよかったんじゃないの…?栗本氏はこの空前のオカマ…

ここんとこの読了本

『君がいなくても平気 (カッパ・ノベルス)』石持浅海 やりたいことはわかるんだけど、彼女=犯人が弱い。だから、最後まで実は犯人じゃないんじゃ?という気がしてしまうのが惜しい。 『ガーディアン (カッパ・ノベルス)』石持浅海 何故1段組なのか。一作目…

ここんとこの読了本

偶然なんだけど、どちらの本にも登場人物に「日光・月光」がいる。 『猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)猫の地球儀〈その2〉幽の章 (電撃文庫)』 秋山瑞人 こちらは日光・月光のお話…じゃなくて、主役は幽と焔と楽。 『お釈迦様もみてる S-キンシップ (コバルト…

ここんとこの読了本

『天夢航海 (ソノラマ文庫 (826))』『こんなに緑の森の中 (ソノラマ文庫)』 谷山由紀 「天夢」は連作短編集。主人公は女子高生。「緑」は長編。主人公は元、野球少年。と全く違う設定の物語だけど、大きなテーマは変わらない気がする。どちらも「ここよりほ…

ここんとこの読了本

『女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』P.D.ジェイムズ 普通に面白く読んでしまったが、途中から女探偵ものであることを失念していたので解説曰くの一番面白いところを普通に読んでしまった。 『ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)』J.D.サリン…

ここんとこの読了本

『少女七竈と七人の可愛そうな大人』『赤×ピンク (ファミ通文庫)』桜庭一樹 『私の男』を読んですぐに読めばよかった。(七竈ね) 『びっくり箱殺人事件 (角川文庫 緑 304-17)』『悪魔の降誕祭 (角川文庫 緑 304-15)』横溝正史 『少年探偵江戸川乱歩全集〈14…

ここんとこの読了本

『黄金の指紋 (角川文庫 緑 304-83)』横溝正史 今、乱歩の少年探偵団シリーズを読んでいるので頭がごっちゃになる。これは横溝による、少年探偵団的なジュブナイル。『怪獣男爵』の続編らしいけれど、単体でも楽しい。金田一が登場するまでの野々村少年の手…

ここんとこの読了本

『退出ゲーム (角川文庫)』初野 晴 吹奏楽部員2名が主人公の、青春ミステリ。ややラノベの雰囲気もあるけど、どちらかというと一昔前のラノベ(ヤングアダルトと言われていた頃のジュブナイル)的かもしれない。主人公のチカやハルタはもとより、他の登場人…

ここんとこの読了本

『SOSの猿』『モダンタイムス (Morning NOVELS) 』『チルドレン』伊坂幸太郎 『モダン』はこんなに面白いのにずっと積読していた私のバカバカ!と猛省しました。『チルド』(ここで切るなよ)は陣内さんがよかった。けど、作者が主張している「短編のふりを…

ここんとこの読了本

『犯罪ホロスコープ〈1〉六人の女王の問題 (光文社文庫)』法月綸太郎 星座の薀蓄はいらないんじゃ…ごにょごにょ 『晴れ時々、生ビール』菅野彰 『不健全な』を読んでないと色々意味が分からないかも。ファンなら。 『紳士ならざる者の心理学―天才・龍之介が…

ここんとこの読了本

『告白』湊かなえ あっという間に読めた。売れる理由もよく分かる。この作品の感想はそのままその人の人間性を測るリトマス試験紙になるんじゃないかな。こういう作品が本屋大賞1位になるのはすごい気もするけど賞としては本屋大賞くらいしかあげられないか…

ここんとこの読了本

『森に眠る魚 』角田光代 現実のママ(呑み屋のそれじゃなくて母親)は読まないほうがいいと思う。 『真夜中のユニコーン 伊集院大介の休日 (講談社文庫)』栗本薫 『コンタクト・ゾーン 上 (文春文庫)』『コンタクト・ゾーン 下 (文春文庫)』篠田節子 上下巻…

ここんとこの読了本

読書会参加をきっかけに、今まで意図的に避けてきた一作家一気読みを復活させてみた。追悼の意味もあって、北森鴻。 『螢坂 (講談社文庫)』 『メイン・ディッシュ (集英社文庫)』 『孔雀狂想曲 (集英社文庫)』 『闇色のソプラノ (文春文庫)』 『写楽・考 蓮…

ここんとこの読了本

『吉祥寺の朝日奈くん』 中田永一 5編収録。「三角形」はBL的展開を期待したのですが。とはいえよく考えるとそれより「ラクガキ」の方がそれっぽい。「おなか」は自意識過剰気味な主人公の女子高生像がとてもよかった。表題作は、何となく途中で仕掛けに気…

ここんとこの読了本

『百瀬、こっちを向いて。』中田永一 百瀬は前にアンソロで読んでいたので再読。よくよーく考えると、普通な恋愛小説かもしれないけれど「僕」視点で語ることで生じるちょっとした叙述的仕掛けと、僕の設定が作者らしい。レベル2、とかの部分はきっと楽しん…

ここんとこの読了本

年を越しているが、年始の挨拶は省略。『身代わり』西澤保彦 前の、少なくとも『依存』は再読した方がいい。今回はさほど分量がないけど、読み応えはある。若干の強引さは否めないけど、エピソードの挿入がうまくて説得力がある(というか、飲み会の会話とい…