2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ここんとこの読了本

野沢尚『リミット (講談社文庫)』 三浦哲郎 『随筆集 春の夜航 (講談社文庫)』 三浦哲郎氏は、去年の夏に亡くなりました。 氏は青森出身で、父親は早くに亡くなり、郷里の姉と母も既に亡くなっていました。つまり、氏は例の震災には合わなかったのです。氏は…

ここんとこの読了本

小野不由美,いなだ詩穂 『ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)』 翌日仕事だというのに、夜更かしして読んでしまった。この作品(リライト前)が、私の初小野不由美だったかもしれない。これはリライト前とさほど印象が変わらず。(リンさんの例の名台詞も…

ここんとこの読了本

大崎梢『平台がおまちかね (創元クライム・クラブ)』 実は先に『平台がおまちかね 出版社営業・井辻智紀の業務日誌 (ウィングス・コミックス)』を読んでいました。表現方法が違うのでどちらがいいと言うことはできませんが、マンガはキャラ立ちがよくて、エ…

児玉清さんが亡くなりました。

「児玉清さん死去」http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110518-OYT8T00056.htm(2011年5月18日 読売新聞) 最近たまたま『寝ても覚めても本の虫 (新潮文庫)』を入手していました。私にとって児玉清氏はアタック25の印象が最も強いですが、書評欄…

ここんとこの読了本

倉知淳 『こめぐら (倉知淳作品集)』 壁本と紙一重の面白さ(字足らず)。褒めてます。誉めてます。大事なことなので(以下略)。この「紙一重」が重要なんです。例えばこの作品に「こんなんだったら誰にでも書けるし、アマチュアだってもっと面白い作品はあ…

ここんとこの読了本

篠田節子 『聖域 (講談社文庫)』 この小説のモデルが藤本泉と知って再読。篠田節子の初期作品なので今読むと書き込みが足りない気がする。でもよかった。ますます藤本泉を読みたくなったが手に入らないのね…。 東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文…

ここんとこの読了本

北森鴻 『香菜里屋を知っていますか (講談社文庫)』 香菜里屋シリーズラスト。ラストらしく、豪華なフルキャスト勢ぞろいでまさにフィナーレ!という感じ。それはいいんだけどもう、本当にもう絶対新しいものは読めないのが本当に哀しい。でもどこかに香菜里…

ここんとこの読了本

連休って案外本読めないんだよね。 有川浩 『図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)』 というわけで続編。 体育会系展開の多かった「戦争」に比べると今回は情報戦というか水面下の駆け引き的な戦いが多い。郁と親の問題とか、思春期の子供が読んだ…

ここんとこの読了本

近藤史恵『 モップの魔女は呪文を知ってる (ジョイ・ノベルス)』『タルト・タタンの夢 (創元クライム・クラブ)』 ちゅうわけで、中毒性のある近藤史恵。 「モップ」は基本的に日常の謎もの、でいいのかな。短編は特に、登場人物も少ないし、結末が予想できる…