ここんとこの読了本

倉知淳ほうかご探偵隊 (ミステリーランド)
法月綸太郎怪盗グリフィン、絶体絶命 (ミステリーランド)
ミステリーランド」から2冊。期せずして、好対照な二冊を選んだと思いました。児童書をとても意識して書かれているのは倉知作品。随所に江戸川乱歩と少年探偵団の愛が溢れて見えるのも倉知作品ですが、内容はむしろ法月作品の方が少年探偵団を感じさせます。特に終盤の「こんなこともあろうかと」の連続。法月作品は分量も多めで文体も特に子どもに媚びてなくて小難しい話も少し、出てきます。(外国人の名前でかなり配慮してくれてるけどね。配慮というか遊び?普通の大人向け翻訳小説もこうだったら読みやすいのになぁ)
三浦哲郎曠野の妻 (講談社文庫)
今から20年前ほど前に「婦人之友」に連載された作品。今なら「婦人公論」に再掲してもいいと思う。