ここんとこの読了本

北森鴻,浅野里沙子『邪馬台―蓮丈那智フィールドファイル〈4〉』『親不孝通りディテクティブ (講談社文庫)
「邪馬台」蓮丈那智をまだ読めるなんて思わなかった。遺稿の後を継いだ浅野さん、ありがとうございました。解説のエピソードは本当に切ない。
さて今回は題名からも分かる通り「邪馬台国」の謎に迫ります。ってもそこは蓮丈那智だから、鯨みたいなのじゃない(笑…鯨は鯨で、私好きですよ?)。おまけに陶子や雅蘭堂らが登場するオールスター!物語は「狐闇」の続編とも言えるので先にお読みすることをお勧めします。
「親不孝」10年前の連作短編集。長浜を舞台にした探偵譚。ラストが切ない。
石持浅海彼女が追ってくる (碓氷優佳シリーズ)
シリーズ化してたんだこれ。石持の論理はかなり強引だと思う。だから「そうか!」って納得できない。じゃあつまらないかというとそうではなくて何か気になるし、読んだ人同士でしゃべりたくなる。特にこのシリーズはそれが顕著な気がします。むしろそういう効果を狙っているのか?
乾くるみ嫉妬事件 (文春文庫)
また…また、つまらぬ物を読んでしまったっ!
我孫子武丸,MARUU 『眠り姫とバンパイア (ミステリーランド)