11月の読了本

星虫 (ソノラマ文庫)』岩本 隆雄
/SFだから敬遠していたが意外に素直な「ボーイミーツガール」だった。よかった。
おひとりさまの老後上野千鶴子【感想】
モロッコ水晶の謎有栖川有栖
/相変わらずだなぁ、と安心して読める本格。
贅沢な出張 全国鉄道ガイド―最新グリーン車案内 (角川oneテーマ21 (B-79))』川島 令三
/正直、期待外れ。店頭なら買わなかった。
セーラー服とエッフェル塔 (文春文庫)』鹿島 茂
/扇情的(そうか?)なタイトルだけど割と普通。イギリスとフランスの比較文化ネタ多い。
裁判長! ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)』北尾 トロ
/裁判について考えさせられる一冊。語り口が軽妙で読みやすいのがいい。
ゴミと罰 (創元推理文庫 (275‐1))』浅羽 莢子, ジル・チャーチル
/「面白い」と思うか「まわりくどくて余計な記述が多い」と思うかの評価が分かれそう。私は面白かった。
バカのための読書術 (ちくま新書)』小谷野 敦
/挑戦的なタイトルだけど中身も伴っている。既存の作品を褒めたりけなしたりが激しくて、それって主観じゃん、と思うけど著者に言ったら「主観の何が悪い」と言われてしまうんだろうなぁ。
旗師・冬狐堂 緋友禅 (文春文庫―旗師・冬狐堂 (き21-4))』北森 鴻
だれかのいとしいひと (文春文庫)』角田 光代
真昼の花 (新潮文庫)』角田 光代
暗色コメディ (文春文庫)』連城 三紀彦
/驚いた。連城は短編のイメージがあったけど、こんな骨太な長編があったのか。途中までミステリじゃないのかも、と疑いながら読んだが最後に全て帰結しなお余韻を残すワザはこの人にしかできないんじゃ?冒頭の不可思議な謎とその解決で、島荘が物理的で派手なのに対し、連城は解決を人の心に求める。素晴らしかった。
静かな黄昏の国 (角川文庫)』篠田 節子 →【感想】
ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)』シャーリイ・ジャクスン
/私もこんな姉さん欲しい。お城で、二人でずっと暮らすの。
妖櫻忌 (角川文庫)』篠田 節子
/『黄昏』もよかったけどこれもよかった。…ところで解説は読み違えている気がするので、読了後に呼んだ方がいいかも。