2016年3月の読書メーター

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:4578ページ
ナイス数:97ナイス

千年ジュリエット (角川文庫)千年ジュリエット (角川文庫)感想
アニメ化記念で再読。今回は「文化祭編」。生徒会長の日野原や演劇部部長の名越ファンにはたまらない一冊。芹澤さんも大活躍。ところで、表題作で彼らが持っていた宝石のついたバッチの出所が気になったんだけどそれは物語に特に関係ないからいいのか。 四冊目にして見えてくるのは、簡単に言うと「ひきこもり」を表に出す話であるということ。こう言うと平凡だけど、この物語では外の世界も決して楽園ではないということを本人も納得して、それでも外に出ようと決心する物語だと思うのです。
読了日:3月26日 著者:初野晴
鬼灯の冷徹(21) (モーニング KC)鬼灯の冷徹(21) (モーニング KC)感想
茄子くんの順調な成長ぶり。お香姐さんの上司キター!アイドルを虐待(笑)するマネージャー。前世は虫?なクレーマーと、舞台は地獄なのに「身近にこんなのいるなぁ」とか「いたらヤダなぁ」と思う人多い。シロは部下じゃなければ、友達に欲しいな。子守してくれるし。
読了日:3月26日 著者:江口夏実
無花果とムーン (角川文庫)無花果とムーン (角川文庫)感想
酒井駒子の美しい表紙に惹かれて購入。兄、奈落を大好きな少女月夜は兄が亡くなってからおかしくなってしまう。あとがきを読んで納得。幸せそうに見える家族にも、タブー(無花果の葉)はある。お兄ちゃんが、永遠に、大好き。たとえもう、二度と会うことができなかったとしても。個人的に、お兄ちゃん大好きと叫び続ける月夜が羨ましく…。
読了日:3月20日 著者:桜庭一樹
土蛍: 猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)土蛍: 猿若町捕物帳 (光文社時代小説文庫)感想
表題作「土蛍」が壮絶で一番印象に残った。「だんまり」は事件は面白いものの、解決はやや無理がある印象。
読了日:3月20日 著者:近藤史恵
87CLOCKERS 8 (ヤングジャンプコミックス)87CLOCKERS 8 (ヤングジャンプコミックス)
読了日:3月19日 著者:二ノ宮知子
テラフォーマーズ 16 (ヤングジャンプコミックス)テラフォーマーズ 16 (ヤングジャンプコミックス)感想
この物語の登場人物の中で、一番好きなのは蛭間一郎です。
読了日:3月19日 著者:橘賢一
明智警部の事件簿(4) (講談社コミックス)明智警部の事件簿(4) (講談社コミックス)
読了日:3月18日 著者:佐藤友生
金田一少年の事件簿R(9) (講談社コミックス)金田一少年の事件簿R(9) (講談社コミックス)
読了日:3月18日 著者:さとうふみや
小さな君の、腕に抱かれて (ディアプラス文庫)小さな君の、腕に抱かれて (ディアプラス文庫)感想
「愛」「一秒」そして本作品を読んで、何となく見えてきたもの。「愛」は、かつて心から絵を愛していたが今は描けなくなってしまった「先生」。「一秒」は走ることが好きだった、何も考えずに走っていたのに怪我がきっかけで走れなくなった青年。そして本作では無邪気に歌うことが好きだったけれど、歌えなくなった「奏ちゃん」。「愛」の壮絶なまでのうつくしさ「一秒」の走りたいのに走れない青年の気持ち。そして本作品では、年下のパートナーを得て、以前と同じようではないけれど、歌うことともう一度向き合う奏一の姿が描かれている。
読了日:3月15日 著者:菅野彰
ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)感想
月島凪シリーズと言っていいのかな。事件があって、最後には犯人も判明するのだけど、結局、月島凪自伝の一部という気もするのだ。
圧倒的な力を持つ個人(=月島凪)とそれに直接関わる人、間接的に関わる人。月島凪はその存在だけで周りの磁場を狂わせていくようだ。
んで、圧倒的な力など持たない平凡な人は一体どうしたらいいのかね?その力を意識することも、しないことも難しいのだけれども。
読了日:3月13日 著者:詠坂雄二
江ノ島西浦写真館江ノ島西浦写真館感想
この作者はこういう構成が好きなのか癖なのか。
読了日:3月13日 著者:三上延
ちはやふる(31) (BE LOVE KC)ちはやふる(31) (BE LOVE KC)
読了日:3月11日 著者:末次由紀
1秒先のふたり (キャラ文庫)1秒先のふたり (キャラ文庫)
読了日:3月8日 著者:菅野彰
空想オルガン (角川文庫)空想オルガン (角川文庫)感想
アニメ化再読みたび。なんだか総集編のような印象がある一冊だけど、まだこの先二冊もあるから安心!第三者視点からハルチカが描写されるのは初めてではないけど、ずいぶん褒めてもらってるね、チカちゃん。単純に、根性だけでなく、彼らのバンドの特長と実力をきちんと説明してくれるので、ある意味冷静に読むことができるのかも。それにしても、この巻も、高校生が主な登場人物の青春ミステリとは思えないほどテーマが重い。
読了日:3月7日 著者:初野晴
新装版 過ぎる十七の春 (講談社X文庫ホワイトハート)新装版 過ぎる十七の春 (講談社X文庫ホワイトハート)感想
新装版何度目?一つの作品がこうして何度も新しく出るのは幸せなことだと思います。イラストも毎回大物だし。ということで今回は樹なつみ。本文中の最初のイラストで思い切りネタバレしてる気もするけど、今更初めて読むという人も少ないのかもしれないからいいか。ホラーの描写に磨きがかかったように感じました。ホラーというより、哀しい物語だと読む度に思います。
読了日:3月1日 著者:小野不由美,樹なつみ
残り全部バケーション (集英社文庫)残り全部バケーション (集英社文庫)感想
岡田どうなったの岡田。
読了日:3月1日 著者:伊坂幸太郎
汚れた赤を恋と呼ぶんだ (新潮文庫nex)汚れた赤を恋と呼ぶんだ (新潮文庫nex)感想
こんなに読み進めるのが辛かった作品は他にないかもしれない。思わず自分語りしてしまうが、私は、パトロンになりたかった。なれなかったけれども。でも私がパトロンになどならなくても彼は、描くことを続けていたし、今でもいる。要するに私は、彼に変わってほしく、しかし変わってほしくはなかった。そうだ。私なら彼に変わってほしいと願う自分を階段島に捨てるだろう。それは失恋と似ていて、同時に初恋の始まりでもあるのだ。私は、初恋に至らなかったのだ。やっと、今、わかった。
読了日:3月1日 著者:河野裕

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